夫がミャンマーへ飛んで行った。

ついにこの日がやってきた。朝、成田まで見送りに行き、夫は無事に飛んでいった。そろそろ着いている頃だろう。ゲートでは笑顔で夫を見送り、一緒に見送りに来ていた義母と別れ、一人黙々と京成スカイライナーへ向かった。まだ時間があったので、スタバでカフェミストを頼んだけれど、いろんな気持ちが溢れてきて、外国人に挟まれながら、ボロボロと涙を流し続けた。今まで一度もスタバを不味いと思ったことはないのに、帰りの電車で飲んでいたコーヒーは全く美味しくなかった。むしろ、飲んでいて気持ち悪くなってきて、気分転換にマッサージの予約でも入れることにした。肩も腰も痛いし、身体は怠いし。途中、親友が住む駅を通り過ぎたらしい。大丈夫大丈夫と、親友がポツポツと送ってくれるメッセージを読みながら心を落ち着かせて、上野まで向かった。改札を抜けて、さっきまで夫とタクシーから荷物を引きずりおろしていたところに着いた。あんな大荷物を一人で運べるんだろうか。家に着いて、荷解きは大変なんじゃないか。飛行機はちゃんと飛んでくれるだろうか。急に色々なことが心配になってきて、母に電話を掛けてみたら、なんだかあっけらかんとしていたので、気が抜けた。これからきちんと生活しないとと、上野で少しうろついて生活用品を買い込み、不安な時こそ、マイソウルフードだ!と、お昼にはタイ料理を食べてみた。タイ人は優しい。湯気が立ち、パクチーが香る、美味しそう...